• 2013.05.31
  • 検索の多いネタ
  • 会所を侮ってはいけません

  • 歳のせいか一週間があっというまのすいどうやです。


    今日は、晴れのタイミングを使って漏水修理の土間補修に伺ったり


    なんやかんや、そして下水の排水不良のご相談をいただいたりしておりました。


    そこでお話なのですが、


    当ブログでも検索が多いコンクリート桝の補修・や逆勾配修理など、


    このタイプの検索に少しお答えしてみます。


    まずコンクリート桝についてなのですが、


    コンクリートは洗剤などの酸に攻撃されてもろくなります。


    そしてパイプも季節で多少伸縮をするといわれています。


    その酸と伸縮の影響で、古くなるとパイプと会所に隙間が生まれます。


    そしてその隙間から水が浸入して管底や会所の底の土を侵食していきます。


    そして空洞化したパイプの底は宙浮いた状態になり、


    パイプ上の土圧などで勾配が狂って、会所上流は急勾配になり


    下流側は逆勾配になるわけです。そしてもっと浸食がすすむと、


    会所底面が空洞化して、会所が沈んでしまう状況になります。


    こうなってしまいますと、はっきり言って簡易な修理では治りません。


    いくらパイプの隙間をモルタルで塞いでも、水は低いところから


    高いところへは流れないのです。ここで大事なのが普段からのメンテナンス。


    たまに会所を覗いて隙間がないかのチェック!


    これが非常に重要なことなんです。最近の樹脂製小口径会所の場合は、


    ほぼ隙間が空くことはありませんが、コンクリート製の桝の場合はそうはいきません。


    ご自身の体を守るのは自分自身ですし、家も同じです。特に排水が壊れた


    場合はえらい事になりますので、普段から点検するようにしましょう!


    最悪の場合は全部やり替え…なんて事も珍しくありませんよ~






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