続・TBC(タブチ)SP1100をなんとかする
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お答え致しかねますのでご理解願います。
洗濯途中で水が出なくなったりする・・・
のご相談で現地に伺ったのですが、写真の通り
ホースが刺さるニップルの平面部分が白いプレートより
少し奥まっています。
通常はこのおさまりがベストです。
原因は埋込ボックスの仕込みが奥まっているのが原因です。
あの手この手で直る場合もあれば直らない場合もあります。
ニップル部が奥まっている事で給水ホースのカプラーと
カバーが干渉してしっかり接続できない状態になり
水漏れを起こす可能性も出てきます。
今回の現場は何とか対応できましたが、
なんで水が出なくなったりしたのかを検証します。
まずは給水ホース。
アイボリーが洗濯機付属品で白が弊社が使用するものです。
次にTBC専用部品の寸法ですが、
全長28mm
本体20mm(写真の角度が悪いですが)
白い樹脂が完全に押し込まれた状態で21mm
緊急閉止樹脂の長さ8mm
洗濯機付属ホースの挿入量25mm
弊社仕様のホース挿入用量21mm。
結果、純正のホースでは白い樹脂を3mmしか押し込めてなく、
完全押し込み7mmのところ開度43%(半分以下)の
3mmでどの程度の吐水量が確保できているかはわかりませんが、
本来の洗濯時間より時間が多くかかったり
現場の状況(仕込み)によっては、途中で水が出なくなったりするようです。
よって一番良い方法としては弊社使用のホースに同時交換
していただく事ですね。
規格商品ですので本体部20mm長ですが、
樹脂部分の吐出が11mm。
11mm出ていればメーカー純正ホースでも完全に
樹脂を押し込む事ができますね。
結論としてはSP1100に接続する給水ホースによっては、
吐水量が変わったり水が出ない場合があるという事です。
この結果から見て弊社では給水ホースの同時交換を
お勧めしていこうと思います。
事例紹介
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