Panasonic/ウツクシーズ水栓の罠

Panasonic/ウツクシーズ化粧台。

まさかのところから水漏れです。

ここから漏れると水栓本体の交換が必要になり

部品入荷!

そして現場へ行ってみると

手が入りません。

空間幅55mmでナットに手が届かず

ナットもまともに入らない。

これが図面です

このナットを外して水栓交換する必要があり

手が入らないのでどう考えても施工出来ません。

問屋さん経由でPanasonic技術センターに交換方法を

聞いてもらったら、なんと!

「化粧台を外さないと交換できません」

嘘やろ・・・

この化粧台やで。

吊戸棚→タオル掛け→鏡→本体を外さなければ

水栓交換出来ないって事です。

クロスもどこかは破れるでしょうね。

説明すると当然お客様はブチキレ!

何ちゅう商品や!

仰る通りです。

しかもPana部品は返品が出来ないし・・・

相談の結果、化粧台を外しての交換する事に。

またPana罠にはまった。

でもどうせ外さないとアカンのならイチかバチか

の可能性を求めてチャレンジしたくなる変態心

が芽生えてお客様にワンチャンやってみます?

と尋ねてみたら「やってみて!」と了解を得たので

無い知恵絞って思いつく方法を考えてみました。

まずは48mmのナットを外すためには治具の作成が必要。

48mm幅で鉄板を切り込んでいきます。

曲面はプラズマカッターを用いて切り出します。

この段階で自分が何屋なのか分からなくなってきました。

そして48mm幅超ロングスパナ完成。

これでネジを外す事は出来るのですが、今度狭い空間で

新しいナットを水栓雄ネジに取付出来るのか?

取付の際、狭い空間でどのようにして

この状態に出来るのか・・・

事務所であれやこれや試して、

確率は低いけど何度か成功したので現場へGOです。

まずはこのナットを治具スパナで外していきます。

これは問題なく外れましたが

銅管を曲げながらでないと出てこない。

想定以上に曲げないと出なかったので暗雲が立ち込める。

まげて入れる事は出来ても55mm幅の壁の中では

曲げた銅管を完全に戻せない。

しかも固定ナットも入れにくくなり八方塞がり。

しかし必殺技はこんな時にこそ生まれる!

事務所で必死に練習した奇跡の技が

33回目のトライで

この状態になった!

こうなれば後は閉め込むだけ

2時間の格闘の末バッチリ直りました!

水漏れの影響で底板などがやられましたが、後日補修します。

このクソ狭い55mm幅の中で

どうやってあのナットを取り付けれた?

それは企業秘密です(^^♪

でも、もうやりたくないのが本音です

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