対US301CS止水治具完成

今回はこのナットを外す治具を作成します。

治具作成の最大の理由は

この薄ナットは既に廃番で壊れたり破損したりすると直せません。

現物はコレ。

止水の開閉時に赤丸の部分から水漏れの可能性があります。

(特に固着した際によく起こります)。

水漏れが起こった際に止水軸の水漏れを直すためには

薄ナットの分解が必要になります。

こんな薄いナットにモンキーレンチは危険すぎると言う事で、

30の6ポイントソケットを用意。

しかし気になる部分が・・・・

赤〇部分のテーパーです。

この状態のまま使用すると

ナットのテーパー、ソケットのテーパーが干渉して

掛かる面が少な過ぎるのでソケットのテーパーを

削って接地面積を増やす必要があります。

そこで工作室です。

色々考えながら作業して

こんな感じになりました。

溝の深さはなんとなく5mmで設定してみました。

出来たら合わせて見たくなるわけで、市の施設にお邪魔して

計測してみると薄い部分の角で4mm。

って事は・・・・

ジャストでございます。

他のきつそうなタイプでもばっちりでした。

何故にソケットをここまで攻めたかといいますと、

出来るだけソケットの重心を下げた方が

トルクを掛けた際に軸のブレを最小限に抑えて

まっすぐ力が掛かり無理なく外せると考えました。

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