埋込水栓水漏れからの脱出(INAX)A-4191-1編
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INAX浴室埋込水栓の水がぽたぽた止まらない!
この水栓の場合はA-4191-1という部品交換での対応となるのですがこれが超曲者。
説明書ではハンドルを取り外して切替弁ASSY固定ナットを外せばスポット抜けるというお話ですが2面幅極薄ナットが固着と腐食で外れない。
ナットが薄く強度も弱いのでモンキーレンチなどで無理やり外しにかかるとナット自体がむにゅっと変形して2度と外れなくなります。ここで熱を加える方法もあるのですがまわりのパーツにも熱が入ってしまい変形や漏水の可能性も出てくるので、ここは凍結工法でピンポイントでナットを収縮させモンキーではなくパイプレンチをナットの一番強度のある部分に掛けて外したのですが、肝心の切替弁ASSYは全く抜ける気配も見せません。ここからは手探りでこのパネル構造を理解し分解です。
パネルを分解し本体に入った切替弁をなんとか抜こうとすると予想通り凸部が折れた。
結局あの手この手で本体内部に残った部品を抜き出し新しいものに取り換える事が出来たのですが、半ば無理くり取り出すので本体部へのダメージを気にしながらの作業でかなり疲れます。説明書通りに出来れば10分で作業が終わるのに今までこの部品の交換を3例やってまともに外れた事は1度もない(凸部折れも3回)です。今回も部品交換に1時間挑む結果となってしまいました。
部品交換後に問題なく使えるようになったのでパネルを元に戻し修理は完了という形になったのですが、見積金額より少し工賃が増えてしまいお客様には申し訳ない気持ちでモヤモヤしていました。まあ毎回こんな気持ちで修理に挑むのも嫌ですし、分解に関して失敗・本体部への損傷の可能性(致命的)を避けるためにもっと良い方法はないのか?色々考えていました。原理としてはあれをこうやってこうすれば部品が抜けると理解しているのですがそれをどうやって形にするかが一番難しいところで弊社オリジナルBF-7745T治具の原理を利用してある方法を思いつきました
折れた部品にある加工を施して
抜き出し専用シャフトを埋め込むことでBF-7745T治具が使えるようになりうまくいけばパネルを外さず切替弁ASSYを抜き出すことが出来ます。問題はシャフトを埋め込んでいる部分の強度が部品を引き抜く力より勝っていないといけません。これは次の機会での実験となりますが成功を祈るのみです。あとは切替弁固定2面幅極薄ナットを外す方法(治具)を考えないと・・・・。
事例紹介
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